目次

若いからといって安心は禁物。若年者の”心筋梗塞”

人気番組でもあった「テラスハウス」に出演していたアーティストの今井洋介さんが、心筋梗塞のため死去されました。今井さんはまだ31歳。これまで、芸能人でも女優の天海祐希さんが45歳で心筋梗塞に、サッカーの松田直樹選手が34歳という若さで急性心筋梗塞で亡くなられたことも記憶に新しいことと思います。

心筋梗塞の恐怖

”心筋梗塞”と聞くと、50歳〜60歳以上の方に多く、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病が大きく関わっているとお考えの方がほとんどではないでしょうか。
しかし、意外と若年層(20歳〜30歳台)の方でも心筋梗塞で救急病院へ搬送されてくるケースも稀ではありません。私自身も救命センターで、過去に20歳代後半から30歳台の若年層の急性心筋梗塞患者さんを何人も診てきた経験がありますし、近年になり若年性心筋梗塞が急増していることも報告されています。

あなたは大丈夫?心筋梗塞のリスク分析

心筋梗塞のリスクになる要因はいくつか存在しますが、代表的なものは以下のような要因が関係しています。

www1.kenkou-p.hitachi-kenpo.or.jp

www1.kenkou-p.hitachi-kenpo.or.jp

以上の要因が複雑に絡み合い、心筋梗塞が発症しやすいと考えられていますが、若年層ではやはり”ストレス”の管理が特に重要です。そもそも、人間はストレスを感じると血圧・血糖値・コレステロール値が上がりやすくなってしまいます。つまり、ストレス1つで心筋梗塞を起こす3大原因を簡単に引き起こしてしまうことになるのです・・・。

心筋梗塞になりやすい生活とは?

そもそも、心筋梗塞になりやすい状態か否かなど、なかなかご自身では予測もつきません。また、健診結果を見てもなんだかイマイチピンとこない方も多いはずです。生活の中でどのようなことがあると心筋梗塞になりやすいか?と考えるきっかけとして、以下の図を参考にしていただければと思います。もし、心当たりがあるようでしたら生活習慣・食生活の改善につとめましょう。

www.kyoukaikenpo.or.jp

心筋梗塞を起こさないために今日からできること。

これからますます寒い季節に入ります。そんな中、年末年始に向け忘年会や新年会など外食をされる機会もぐっと増えると思います。しかし、それらはいずれも実は心筋梗塞の危険因子となってしまいます。そのため、飲み会は楽しみながらも、心筋梗塞の予防になるよう以下の点を実践していただければとても安心です。是非、実践してはいかがでしょうか。

www.sbs-smc.or.jp