目次

その場に医師がいなくても、病院にいる時と変わらない安心を

医療過疎といわれる、地方の町、専門医の診断を受けたくても遠方のためなかなか相談できない・・・など医師不足に関する問題は数多く存在します。
そんな問題も、遠隔医療の技術を利用すれば、ある程度のプライマリーケアは可能です。

問診、視診、聴診、血圧測定、酸素飽和度測定、心電図検査、体温、など基本的な項目を遠隔で確認できる、そんな時代はもう目の前にあります。

小型のステーション内で診療所の世界が

ステーション内では、PC画面上で問診票を入力し、基本的なバイタル項目を記録し、Webを介して医師とカウンセリングが出来きます。つまり、ステーション内には専用の聴診器やバイタル測定機器、拡大鏡等検査用の器具が完備されているのです。このような医療機器は触ったこともなければ、訳のわからないものばかり・・・と思われるかもしれませんが、ご安心ください。いずれも、シンプル操作で行えるので、器具自体は患者ご自身が操作することで検査は完結します。
さらに、患者さんはオンラインで診察の予約も可能。また、お薬が必要な場合は、処方箋までもオンラインで受取り可能といった至れり尽せりのステーションです。

日本での導入は?

日本では、これまで遠隔診療に関しては、医療法などの制限により、離島やへき地など限定的な状況でしか認められていませんでした。厚生労働省による2011年度の調査では、遠隔放射線画像診断を行う医療機関は2403件、遠隔病理診断を行う医療機関は419件、在宅支援を行う医療機関は560件の診療が既に行われています。であった。全医療機関数に対する比を考えれば未だ極めて少ないことは確かですが、今年4月に厚生労働省は遠隔診療に関して原則的に認める方針に関しての指針を出したことを受け、遠隔診療の実践はますます拡大することが予測されます。

厚生労働省 資料 http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryou/johoka/dl/h23.pdf