暑い夏も終わり、そろそろ紅葉の季節ですね。
秋は気温が暑くもなく、寒くもなくと、とても過ごしやすい印象がありますが、実は喘息患者さにとって
もっとも注意をしなければいけない季節なのです。
そして季節関係なく問題となっているのが受動喫煙です。本日は受動喫煙についてお話ししたいとお思います。
1. 増えてきている小児喘息
2. 受動喫煙とその害
3. 受動喫煙から身を守ろう
4. まとめ

1.増えてきている小児喘息

画像: 1.増えてきている小児喘息

子供の喘息を小児ぜんそく、大人の喘息を成人喘息と呼びますが、どちらも気道の慢性炎症があり
原因物質を吸い込むことなどで気道が狭くなる病気です。
息を吸うときより吐くときのほうが苦しく、時にはヒューヒューというような喘鳴が聞こえる場合もあります。
国内では小児喘息を患っているお子さんが500万人もいるそうです。大人も子供も喘息患者数は年々増加傾向にあり、発症年齢も低年齢化が進んでおり、生後2~3か月で小児喘息と診断されるケースもあります。

2.受動喫煙とその害

画像: 2.受動喫煙とその害

自分ではコントロールが出来ない子供たちは親御さんが注意してあげなければ悪化してしまいます。
そこで近年問題になっているのが「受動喫煙」です。
では受動喫煙とはなんでしょう?
分煙や禁煙のお店が増えてきている中、いまだに子供の前でタバコを吸っている親御さんをよく見かけます。
簡単に言うと、タバコを吸わないお子さんがタバコの煙を吸ってしまう事を「受動喫煙」と言います。
タバコの煙にはご存知の通り有害物質が200以上入っており、その有害物質が喘息もちのお子さんの気管を刺激して炎症を悪化させる要因となります。
ならば分煙をすれば大丈夫と思われがちですが、分煙をして受動喫煙防止対策を行っていても、喫煙後1時間は、肺の中から吐き出した空気の中に多くの有害物質を放出し続けています。
実際に、ベランダでの分煙を実施している家庭のお子様の尿中からは、喫煙をしない家庭のお子さんの2倍のニコチン代謝物が検出されます。
また、心筋梗塞や狭心症で死亡する危険性が喫煙をしない家庭のお子さんと比べて1.3~2.7倍にもなると言われています。さらには脳卒中や喘息などのさまざまな病気を発症する危険性が高くなることが知られています。

3. 受動喫煙から身を守ろう

画像: 3. 受動喫煙から身を守ろう

そんなに危険な「受動喫煙」なのですが、どのようにしたら受動喫煙からお子さんの身を守れるのでしょうか?
もし親御さんが喫煙者であった場合は確実に禁煙してください。
喫煙によって育児のストレスが軽減していると思われがちですがそれは大きな誤解です。
喫煙者は育児によってストレスを感じているのではなく、ニコチン切れのストレスで、イライラしてしまっているのです。
外食の時はなるべく個室を利用したり、全館禁煙の建物ならば安心ですね。
またもししょうがなく喫煙者と接する時には十分な時間を置き、口や肺にあるタバコの煙がなくなってから話すようにしましょう。

4.まとめ

画像: 4.まとめ

喘息治療を受けているお子さんのほとんどはステロイド吸入を行っていると思いますが、受動喫煙では、ステロイドの効果も薄くなると言われています。お子さんの事を思い、いくら病院で治療を続けていてもニコチン依存のせいで親御さんが喫煙を続けていたらその治療の意味はありません。
分煙をし、大丈夫だと思っていてもタバコを吸わされていることになっているのです。
分煙という対策については、全面禁煙、敷地内禁煙の効果との明らかな差があります。
「親御さんの喫煙がお子さんの健康を損なう」という事を軽視せず、改めて認識しましょう。

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