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大木凡人さん、大動脈解離で入院していた

タレントの大木凡人さん(69)が、難病の「大動脈解離」を発症し、今年1月に、左腕と右太腿の付け根にある動脈を緊急手術していたことが明らかになりました。2006年にはタレントの加藤茶さんも同様に大手術を経て、現在に至ります。

大動脈解離とは?

解離性大動脈瘤は突然の激痛で発症する非常に重篤な疾患で、放置すると 24時間以内 に25%、1週間以内 に50%、1年以内 に 90%が 死亡する疾患です。 そして、”緊急手術”の救命率 は約60% (日本胸部外科学会のデータ)ともいわれています。

”大動脈”は、心臓から全身に送られる体中で最大の血管です。大動脈解離は、この大血管の一部が裂け、その裂け目から血液が外側の膜との間に流れ込むことにより、偽腔(血液が溜まったところ)が広がっていく病気です。多くは発症時に胸部や背部の激しい痛みを伴います。まさに「引き裂かれるような」痛みと訴える患者さんもいます。また、大動脈の解離部位により、心不全、心筋梗塞、意識障害、腹痛、下肢痛といった合併症を生じるリスクも大きく、命に関わる重要な部位に影響が出やすいことも特徴です。

画像: 大動脈解離とは?

大動脈解離の原因

大動脈解離の原因疾患・要因としては幾つか存在しますが、代表的なものとしては次のようなものが考えられます。
① 高血圧
急性大動脈解離を起こした人のうち、約 70%は高血圧を合併しています。血管に高い圧がかかっていることは、血管の内膜に傷ができやすくなる大きな原因の 1 つと考えられています.
② 血管の病気
血管の壁が弱くなる病気は大動脈解離を起こしやすいものと考えられています(マルファン症候群,ロイス・ディーズ症候群,エーラース-ダンロス症候群,ターナー症候群など)。
③ 妊娠
妊娠中に母体で増加するホルモンが,大動脈の壁に変化を起こすことが知られており、原因の 1 つと考えられています。稀な例ではありますが、妊娠後期(妊娠 25 週以降)と出産後に起こりやすいと言われています。
④ 外傷
交通事故でのハンドル外傷で胸部を強打した場合、高所からの墜落などを起こした場合、大動脈に間接的に衝撃が加わり、大動脈解離を生じることがあります。

治療方法は?

大動脈解離は、大動脈のどの部位に解離が生じるかにより、治療方法が大きく変わります。

①上行大動脈に解離がある場合(Stanford 分類 A 型)は、上行大動脈に解離が無い場合(Stanford
分類 B 型)に比べ、致死率が高いと言われています。これは心臓や頭へ行く血管、大動脈弁などが巻き込まれ、重大な合併症を生じることが多いことと、解離部分が容易に拡大しやすく、場合によっていは破裂する危険性が高いからです。そのため、上行大動脈を巻き込んだ大動脈解離は、一般的に緊急手術を行うことになります。

②上行大動脈に解離がない場合(Stanford 分類 B 型)は、下行大動脈が解離しています。この部分に手術を行う場合は、胸部から腹部に至る体の中心部分に範囲が広がっています。ただ、下行大動脈の解離は上行大動脈に比べ破裂の危険も少ないことから、緊急で手術を行うよりも血圧を下げる治療を十分行うことから開始します。場合によっては、手術を行わず内服治療を中心とした管理を続けることもあります。

画像: blog.livedoor.jp

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大動脈解離の予防法は?

大動脈解離の原因は、主に高血圧による場合が多い疾患のため、日常的に血圧の管理を行うことは予防の第一歩につながります。また、糖尿病や脂質異常症(高脂血症)は、動脈硬化を起こしやすくし、血管への負担を増加させたり血管を弱めることにつながりますので、血圧のみならずコレステロールや血糖値の食事や運動による管理も忘れてはなりません。普段の生活習慣を見直すことは、大動脈解離の予防にとても重要となりますので、健康維持を心がけましょう。

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